仕事上の大先輩である。
定年まで勤めあげ、さらに2年ぐらい延長で働いて退社した。
自分が入社した部署にいた人で、当時は特殊な技術を必要とする仕事を主にしていた。
仕事ではかなりしんどい時期もあったが、お互いに共通する趣味でバイクのツーリングやスキーによく一緒に出掛けたものだった。
ツリーリングでは幾度となく雨嵐の中を走ったり、スキーでは北海道へのツアーにもしたりしていた。
1990年代に入り自分の部署も今で言うIT化の波にのまれて行ったが、彼も何とかその技術も習得しデジタルへと移行することができたようだった。
その後に別々の部署になりフロアーが違ったり、通勤する場所が違ったりで、ほとんど仕事でのやり取りはなくなっていた。
それから彼は定年の年を迎え、雇用延長ということで自分のいる部署へ異動してきた。
しかしながら、体の不調を訴えて休職し治療に専念していた。
その後に無事復帰してきたのだったが、体力の限界ということで退社していった。
体調が良くなったら一緒に飲もうという約束をしたのだったが、いまだに果たせないでいる。
今年に入り、別の同僚から偶然に彼に会ったが、元気そうだったという話を聞いて安心した。
また、どこかで一緒に杯を交わしたいものだと思っている。
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