初めて観た土星の輪はとても感動的だった。
「天体観測」なんて言うとかなり大げさな物になってしまうだろうか。
子どもの頃に天体望遠鏡で星を観るのが好きだった友達同士3人が集まって始めた趣味サークルみたいなものかな。
小学校の6年生から中3の夏休みぐらいまで、友達とグループで天体観測をしていた。
星を観るのが好きな友達同士が、最初は3人集まった。
3人は天体望遠鏡を持っていて、それぞれに星を観察していたのだが、何かの拍子で一緒にやらないか?と言うことになった。
冬休みや夏休みの長期休暇では、定期的に集まって望遠鏡を覗いていた。
もちろんそれだけでは無くて、ちゃんと観測や天体に付いて模造紙に書いて貼り出し、学習発表のような事もしていた。
図書館などで、星に付いて調べたり、観測した星の写真を撮ったりして、発表をしていたのだ。
自分がちゃんと撮れた写真としては皆既月食がある。
先日も皆既月食に近い月食があって赤銅色になったというが、その時の月も赤くなっていた。
これはこれで、とても感動したものだった。
皆既月食当日までに、フィルムはどれが最適か、絞りはどうするか、バルブの時間が長すぎると流れるとか、そういう下準備をしたものだった。
その皆既月食の観測から定期的に集まるようになったんだったかなぁ。
当然のことながら、天体観測は夜暗くなってからが本番。
小学6年生で夜中まで外にいて活動しているなんて、今の時代ではとてもできる事では無いのかも知れない。
自分たちも、学校からの夜間活動の許可はもらった。
それは中学の時も同じである。
中学に入ってからは、とても仲が良かった友達が、1~2人グループに加わって人数が増えた。
最初のうちは、星を観るのが目的だったが、後からどんどん人が集まるようになった。
人が増えるにしたがって、夜に遊ぶということが目的になった。
これはこれで楽しかったな。
もちろん本来の目的の天体観測も忘れてはいなかったが、友達どうしてワイワイガヤガヤするのが楽しかったのだ。
きっとそれは今の時代でも同じだろうと思う。
tag : #天体観測