あの時の一言のおかげで、またバンドでベースを弾くことになった。
それはかなりの年月を経ての出来事だったので、とりあえず何をしたらいいのかさえ分からなくなっていた。
第1期 The GATES Live
そう、とりあえずベースだ。
物置にしまいっ放しになっている19歳の時に買ったベースはまだ音が出るのだろうか。
恐る恐るシールドを挿し、アンプの電源を入れてみる。
つまみをいじったときにちょっと雑音が出る程度、それも使っていれば自然と収まってくれるだろうの程度。
メンバーとの初めてのミーティング。
どんな音楽をやっているのか、メンバーはどんな感じなのか。
そんな事を気にしながらメンバーが集まっている所へ行ってみたが、何も構える必要もなかった。
スンナリとバンドの中に入ることができた。
初めてのミーティングで、ライブへの出演が決まり、すでに曲も選んでいるという。
けれどメンバーは全員社会人。
しかも色々な職種のメンバーなために、練習のために集まれるのがライブまでに2回しかなかった。
それでも、何とかあわせることがで、ライブも無事に終わった。
第2期 The GATES Live
それから、このバンドではメンバーの追加や入れ替えがあり、最終的にはドラム、ベース、ギター、キーボード、ボーカルの5人におさまった。
そして、ギターは念願だった高校の時のバンド「私文バンド」で一緒にやった友達とまたやれることになった。
その5人でいくつかのライブに出演できた。
しかしながら公務員のメンバーが転勤で一関を離れることになり、しかも翌年には海外への赴任が決まってしまった。
そこで活動を停止するのはつまらない。
The Gatesをスピンオフして、新しいドラムスを探してメンバーに加え、BackDoorを結成した。
BackDoor Live
新しいドラムはボーカルの大学の同級生で、大学のサークルでもドラムを叩いていたという。
新しいバンドになって、音楽の方向もがらっと変わった。
それまでは70~80年代のハードロックをやってきたが、新しいバンドでは新旧のブルースをやることになった。
ずっとやりたかったブルースをやっと演奏できるバンドになった。
そして、結成2ヶ月で待望のライブイベントに出演することができた。
この後、このバンドはどうなるか分からない。
ずっと続くかもしれないし、メンバーを交代することになるかも知れない。
BackDoor Live
はたまた解散してしまうかも知れない。
そんな事は、誰にも分からないことだけど、そんな先のことを心配しても仕方ない。
今は今でしかない。
今は今の音を出すしかないのだ。
The End.
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