子供の頃にもらった貯金箱である。
お袋がどこかへ出張に行った時に買ってきてくれた物だったはず。確か弟にも形が違う貯金箱を買ってきてたはずである。
大昔、田舎にあった水車を形取ったこの貯金箱は、表面を木の小片を張り合わせたようになっている。ただし寄せ木とかでは、なく板に薄い木の皮を張り合わせたものである。
当時変ってるなぁと思ったのは、簡単に開けられないということである。からくり細工のようになっていて、いくつかの手間をかけないとお金を取り出せないようになっている。
まず、下の土台になっている部分の右3分の1を右側にスライドさせる。次に水車の水を受ける部分を手前に半回転させると奥から小さな鍵の乗ったトレイが繰り出される。土台部分の左側3分の2を左側にスライドさせると中央の玄関部分が下に動かせるようになる。玄関部分を下ろすと鍵穴が現れる。鍵を回すとロックが外れ屋根の部分を大きく開ける事ができる。
これでめでたく中のお金が取り出せるっていうわけだ。
残念ながらこの貯金箱が一杯になるぐらいまではお金を貯めたことがない。(汗)
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