次に自分がワープロに出会うのは、そのシャープのワープロから3年が経った日であった。
その頃には仙台の会社を辞め、一関の現在の会社で働き始めていた。
当然自分の給料から、2度目の体験となるワープロを買った。
技術の進歩と言うのは恐ろしいもので、その頃になると家電量販店の片隅にワープロコーナーと言うのが設けられていて、一般の人でも手軽にワープロを買うことができるようになっていた。
当然ながら、機能も充実して値段もちょっと頑張れば、そう今のPCでちょっと高目の機種ぐらいの値段までになっていた。
また、形態もデスクトップ式で古いNECのPCの形のものやノートブックタイプのものが売られていた。
自分が買ったのは松下電器の「パナワード」というシリーズであった。
白色のバックにブルーの文字が、ものすごく格好良く感じた。そして形態はノートブックタイプである。
まだ東芝のPCダイナブックが出る前で、かなり重たいノートブックであったが持ち運びが簡単で、寒いときはコタツにも移動できるのがありがたかった。
そのパナワードには3.5インチのフロッピーがあり、作った文書が保存できると言うとても嬉しいものだった。
最初は、やはり新聞や本の文章を入力、保存して遊んでいたが、パナワードの中に入っていたデータベースの方が面白くなってきた。
今考えればかなり簡単なことしか出来なかったが、初心者でも取っ付きやすいカード型のデータベースであった。
そのデータベースで手持ちのレコードや本の管理をしようと必死にやっていた。
それと親戚から時々頼まれる習字教室の新聞を作っていたこともあった。
しかしながら、パナワードのデータベースではメモリ容量が小さくカードを200枚ぐらいしか持てなかったんじゃなかったかなぁ。
手持ちのレコードはそれ以上にあったので、パナワードでデータベースを作ることは諦めた。
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