今は家に持って来ているが、元々は仕事で使っていたものだ。もちろん自腹で買ったものだから、自分の物にしても問題は無いだろう。(笑)
今の会社に入社し、初めて配属になったのは製版部。チラシや広告、広報なんかのフィルム製版だったからカッターとこの定規は必携だった。
この金尺は30cmで丁度手ごろな長さなのである。直定規なので、当然真っ直ぐに切るのが目的であるが、仕事の中には寸法を測るということも含まれているので、mm単位所によって0.5mm単位に刻みが入っているのが助かる。
会社には他にも別のメーカーの30cm定規はあったのだが、表面の滑らかさか角の丸め具合なのか、この定規ほど使いやすくはなかった。もちろん使う人間によって微妙なくせが着いてしまうのだろうが。
大体10年ぐらいは現役で使っただろうか、家に持ち帰る頃には真っ直ぐのはずの計測面が、カッターとのこすり合わせでうっすらとアールを描いてしまうようになった。(笑)
世の中はMac流行りになって仕事もどんどんMacに置き換わって行くうちにこの定規出番も無くなってしまったので、引退させ家で使っている。
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